ISBN:4150105359 文庫 小尾 芙佐 早川書房 1983/01 ¥672
仕事をやめることについて上司に相談した。
上司の意見は「次の仕事を決めてから辞めることにした方がいいよ」という内容でした。
まったくその通りだ。
6月で区切りがつくから7月の一ヶ月間を休職ということにして、就職活動をしてはどうかと言われた。
休職扱いなら無職である期間ができるというわけではないし、一ヶ月のうちに職が見つからなかったら戻ることだってできる。
でも、僕はあと100年生きるわけではないし、わがままな人間なので、出来るだけ早くやめたいと言った。
明日、ちょうど課長がこちらに来るので、どうするか話をすることにする。
「われはロボット」はロボットものSFの元祖のような作品で、後にロボット(と三原則)を扱った多数の作品が書かれたことを考えれば、それらの作品の重要なアイディアの元は示されてはいても、少々古臭い、良い意味でも悪い意味でも古典であると思っていた。
ロボット三原則という響きがちょっとした堅苦しさを感じさせるからだ。
しかし、実際に内容に触れると僕の持っていたイメージが全く間違っていることがすぐにわかった。各短編に面白いアイディアと巧みな心理描写があふれている。そもそも話の中心人物であるスーザン・キャルヴィンはロボット心理学者という設定だ。
話の基本は他者を理解しようと努める人間という不変のテーマであり、単なる(ロボット三原則という)アイディアひとつに止まらず、永く読まれていく名作だと思う。
仕事をやめることについて上司に相談した。
上司の意見は「次の仕事を決めてから辞めることにした方がいいよ」という内容でした。
まったくその通りだ。
6月で区切りがつくから7月の一ヶ月間を休職ということにして、就職活動をしてはどうかと言われた。
休職扱いなら無職である期間ができるというわけではないし、一ヶ月のうちに職が見つからなかったら戻ることだってできる。
でも、僕はあと100年生きるわけではないし、わがままな人間なので、出来るだけ早くやめたいと言った。
明日、ちょうど課長がこちらに来るので、どうするか話をすることにする。
「われはロボット」はロボットものSFの元祖のような作品で、後にロボット(と三原則)を扱った多数の作品が書かれたことを考えれば、それらの作品の重要なアイディアの元は示されてはいても、少々古臭い、良い意味でも悪い意味でも古典であると思っていた。
ロボット三原則という響きがちょっとした堅苦しさを感じさせるからだ。
しかし、実際に内容に触れると僕の持っていたイメージが全く間違っていることがすぐにわかった。各短編に面白いアイディアと巧みな心理描写があふれている。そもそも話の中心人物であるスーザン・キャルヴィンはロボット心理学者という設定だ。
話の基本は他者を理解しようと努める人間という不変のテーマであり、単なる(ロボット三原則という)アイディアひとつに止まらず、永く読まれていく名作だと思う。
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