今日は病院に行って、それから出勤して、全くいい気分ではなかった。
体調まで悪かったもんで、ロクに作業は進まなかったし、絶対にやらなければならないリリース作業を終えてから2時間ほど経ったところでさっさと帰ってしまった。(今日は13時から20時までしか会社にいなかった)
明日やらなければならないことが多すぎる。せっかく早く帰ったのに不安ばかり大きくなる。

朝、通勤するときにはケッチャムの「隣の家の少女」を今度こそは読みきろうと思って持っていったんだけど、相変わらず辛くなってしまって余計悪い気分になった。
毒を持って毒を制するとはいかないものだ。

そんなわけで何とかしようと病院から出たところで(茗荷谷の病院に通ってる)、本屋に行ってジム・トンプスンを買った。
ジム・トンプスンはケッチャムと同様に人間の暗い部分をすごく的確に表現しているんだけど、読んでいる感覚は全然違う。

文体がユーモアに溢れているという部分もあるんだけど、最大の違いは殺人者だ。現実の殺人事件でもただひたすら胸クソ悪くなって吐き気がするような事件がある一方で、(殺人を賛美するわけではないんだけど)興味深くもっと知りたいと思ってしまうような事件もある。

これについてはそのうち考えをまとめて書いておきたいと思う。

ジム・トンプスンは最高に面白いけど、残念ながら僕の不安を解消したりまぎらわせたりすることはできなかった。

コメント

yanaka
+
2007年5月1日22:17

僕も「隣の家の少女」読みきったことあります

DPS
DPS
2007年5月1日23:21

僕はどうしても場面ごとにとびとびで読んでしまいます。5章を読んだら次は20章みたいな感じで。
DPS

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