有力なコンボデッキは必ずメタられる。
ドラゴンストームは世界選手権で突然あらわれた。世界選手権ではメタられていなかったのであれだけ勝つことが出来たのだ。
しかし今ではMOのトーナメントに出場すると、対戦相手の50%が緑黒、30%がドラゴンストーム、その他20%ぐらいだと感じてしまうほどドラゴンストームはメジャーなデッキになってしまった。

さらにシミチン先生のブログにドラゴンストームの対策方法が掲載されてしまった。もはやドラゴンストームで勝つことは簡単ではない。しかし、ドラゴンストームを諦める気にはなれないという人は多いのではないだろうか。ドラゴンストームは使っていてわくわくする楽しいデッキだからだ。チャピンとナシフのゲームが良い例だ。そんなドラゴンストームを相棒にスタンダードを戦っていこうという方々に向けてドラゴンストーム対策に対策する方法を解説する。

シミチン先生のブログに掲載されているドラゴンストーム対策に一つずつ対策していこう。
まずはシミチン先生のブログをよく読んでほしい。僕のブログまでチェックしているMTGプレイヤーならほぼ全員が読んでいると思うが念のためにリンクをはっておいた。

http://diarynote.jp/user/41642/

まず《ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender(LRW)》からだ。ちょうど20分程前のゲームで出されたところだが、そのゲームには勝つことができた。(しかしマッチには負けた)
ブレンタンに対策することは容易い。デッキの内容をいじる必要もないのだ。ドラゴンストーム1回で削り切れない場合の常套手段である、《ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite(TSP)》を小出しにしていく作戦を取ろう。
相手がビートダウンの場合、火力を全て除去に使う。そもそもブレンタンはただの1/1なのでライフ(=ターン)にはかなり余裕ができるだろう。マナも充分に溜まったところでヘルカイトを2体も出してやれば勝ちだ。ドラゴンストームから4体並べるような贅沢はしなくても勝てる。相手がアメジストのとげを使ってきた場合も同様だ。サイドボードでは、《紅蓮術士の刈り痕/Pyromancer’s Swath(FUT)》を抜いて追加の火力(《灰の殉教者/Martyr of Ashes(CSP)》か《硫黄破/Sulfurous Blast(TSP)》)を入れる。

次に青だ。青はカウンターだけでかなりきつい。以前のドラゴンストームでは土地を全てタップさせる方法でなんとかなったが、赤単ではそうもいかない。《計略縛り/Trickbind(TSP)》も《ザルファーの魔道士、テフェリー(TSP)》も非常に厳しい。
ここは赤単にこだわらず、他の色の助けを借りるのが良いだろう。昔からコンボデッキのサイドボードには強迫がよく使われていた。現在のスタンダードには強迫に良く似た思考囲いがある。これをサイドボードしてなんとかしよう。

次に黒。各種ハンデスは非常に効果的で、シミチン先生が挙げたカード以外にも《リリアナ・ヴェス/Liliana Vess(LRW)》、《光り葉のナース/Nath of the Gilt-Leaf(LRW)》はどちらも投了に追い込むのに充分な効果だ。
しかし、既にハンデスには素晴らしい対策がされている。《命運の輪/Wheel of Fate(TSP)》だ。待機が解ける前のターンに《紅蓮術士の刈り痕/Pyromancer’s Swath(FUT)》を置いておけばほとんど勝ちと言ってもいい。タメ土地に充分マナが溜まっていればドラゴンストームで即死も有り得るし、《背骨岩の小山/Spinerock Knoll(LRW)》が置いてあるなら話はもっと簡単になる。

次に赤。このデッキはマナを大量に必要とするが、その多くをタメ土地に頼っているので、カウンターの溜まってきたタメ土地を壊されると非常に遅くなってしまう。なだれ乗りのようなランデスはとても効果的に働く。
しかし、タメ土地、小山なしでコンボが決まる展開も多いのだ。
そもそもロータス経由で先手4ターン目にコンボを決めればなだれ乗りも間に合わない。土地一枚壊されても2ターン後にコンボを決めればいい。火力があるので赤相手に生き延びることは難しくない。

最後に緑。《原初の命令/Primal Command(LRW)》は重いカードなので使ってくる方も1ターン使っていることを忘れてはならない。土地を戻されると2,3ターン損することは間違いないが、そこまで大きく遅れを取るわけではないのだ。既に場に脅威が大量に出ている場合は負けゲームだが、そうならないように火力を適度に使っていこう。7点ゲインの方はほとんど問題にならない。《背骨岩の小山/Spinerock Knoll(LRW)》からDSを決める場合は7点分の火力を本体に打ち込んでいるはずだ。ぶどう弾を使うパターンでは30点以上のダメージを叩き出すこともざらにある。全く問題ない。
《裂け目掃き/Riftsweeper(FUT)》はかなりきつい。デッキの最も強いカードであるロータスが除去された上に2点のクロックが用意される。アーティファクト破壊のように待機明けを待ち構える必要もない。裂け目掃きを見たらロータスをサイドアウトするのも一つの手段だ。サイドからの除去でターンを稼いで土地を伸ばすことでロータスの代わりにするのだ。

これでドラゴンストーム対策への対策も充分できたと思う。あとはドラゴンストームを使って実戦あるのみだ。
ドラゴンストームについて他に良いアイディアがあれば、この記事を書いている間に3回連続で1没した僕にも教えて欲しい。できれば僕のチケットが無くなる前に。
それでは対策カードに負けず快適なDSライフを!

コメント

シミチン
シミチン
2007年12月12日10:03

>3回連続で1没した
その時点で俺は心が折れるw

maa
maa
2007年12月12日19:18

参考になりますw

DPS
DPS
2007年12月15日2:27

>>シミチン先生
僕ぐらいの実力になるとよくあること。

>>maaさん
ありがとうございます。しかし今はDSきついです。
DPS

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