先手後手

2008年5月7日

最近将棋の動画をよく見てます。
駒の動かし方がなんとかわかる程度のレベルなので、ただ棋譜を見ても何もわかりませんが、何を考えてどのような選択をしたのかいう点を詳しく解説してもらうと僕のような素人でも楽しめます。
明日は将棋の最高峰の戦いである名人戦の第3局の一日目があります。興味深いのはこの対局を行う森内名人と羽生二冠の最近の対戦成績が先手を取った方の10連勝となっていることです。
プロの将棋は先手勝率が53％という統計があるそうなのですが、実力的に最高レベルの拮抗した戦いになると先手の有利が大きいのだと思います。どうしても交互に手を進めていくゲームは先手が有利になってしまうのでしょう。
たとえば囲碁は先手が非常に有利なので先手後手でハンデが設けられています（これがどの程度のハンデになっているはわからないですが）。

MTGにおいても先手が非常に有利なのは間違いないところです。先に土地を置くことができる、先に多くのマナを使用することができる、息切れするまでは先に多くのカードを使うことができる、といった有利があります。MTGではそのハンデを多少でも埋めるため、先手の1ターン目はカードドロー無しというルールになっています。しかし、MTGプレイヤーならみんな感じていると思いますがこの程度では先手の大幅な有利は揺ぎ無いと言えます。後手の有利な点は先に一枚多くカードが引けることですが、これは手札を消耗しきるまでは「それぞれのターンで行動の選択肢が増える」程度のメリットしかありません。
MTGにマナコストの大きいカード程強力であるという基本原則がある以上、先に2マナのカードを使える、先に3マナのカードを使える・・・先手が有利であることは間違いないところです。勿論これはお互い土地が手札を使うことに困らない程度に引いていることが前提の話です。土地が十分な枚数入っていないデッキは先手の有利を生かせないデッキだと言えます。土地が2枚で止まってしまったら後手が先に3マナのカードを使うことができます。後手がカードを先に一枚多く引けることから序盤に有利不利がひっくり返ると逆転することは難しいでしょう。

つづく。

前日徹夜でめちゃくちゃ眠いので力つきました。推敲すら全くしてない思い付きなので、まとまらないと思ったらつづかない可能性があります。
最終的には構築フォーマットにおいて、先手後手で初期ライフに差をつけたらどうか？という結論に持っていくつもり。